勉強方法フローチャート

[α] ⇒ 問題演習スタート地点

[β] ⇒ 授業参加スタート地点

[γ] ⇒ 暗記学習スタート地点

※ ブラインド・ヴォイスとは目を瞑って確認して音読する。

(1) 何も見ないでも良いし、解答以外なら何を見ても良い。〈ア〉から戻って来てやり直す場合、少なくとも24時間以上の間をあけること。

(2) 手が止まって3分経過することを意味する。決して3分以内に解く、という意味ではない。少し余裕がある場合or模範解答がない場合は〈ア〉へ。先に進みたい場合は〈イ〉へ。

(3) 模擬試験/問題集/参考書etc の詳しい解答を読む。単に読むだけではなく、ポイントをスマホ写真に撮る。そしてカード化する。

1行ずつ理解することが前提だが、理解できなかった場合、ここでも「3分間フリーズ・ルール」を適用。付箋を貼って、次に進む。付箋の箇所は、後から、先生or友人に質問して解決させる。

(4) 学校or塾or動画講義

の授業ノートおよびテキストor参考書・資料集etcを音読(ブラインド・ヴォイス)。単に読むだけではなく、ポイントをスマホ写真に撮る。そしてカード化する。

(5) 暗記中心テキストを音読(ブラインド・ヴォイス)。単に読むだけではなく、ポイントをスマホ写真に撮る。そしてカード化する。

(6) 1~3行毎に理解して憶え、「素の問題文」以外のいっさい(テキストやノート)を見ずに、第三者に説明できるようにする。英語長文・古文・漢文は、本文を「憶えた瞬間」を重ねる(約3行単位)。

(7) 3日~1週間後に、セルフレクチャーの内容etc のポイントを、いっさい何も見ずに レポート用紙に書く(時間がないときはブラインド・ヴォイスで)。あくまでも自分の脳だけを頼りに レポートする。

英語長文・古文・漢文の本文をただ書き出すだけのBackStitchは必要ない。これらは(6)で充分。ただ、気になる場合は、その部分だけの数行程度のBackStitchは効果的だ。

重要な部分は100%完璧であることだ。特に[γ]内容の100%BackStitchにはこだわる。100%でない場合、容赦なく繰り返す。ただし、1日3回等、回数を決めておく。

1週間後のBackStitchのためにも、以下の2つを実行する。

①日々の学習の日付等は 必ず記録しておく。

② 1週間かけてポイントをスマホ写真に撮る。カード化。

★ 英語の注意点

英語の構造は「5文型」と「修飾関係」だから、その2点を見抜くことに注力する。

長文をまるごと憶えてしまうつもりで徹底的に音読(ブラインド・ヴォイス)する。

「憶えた」の瞬間を重ねることが重要だ。

英単語・熟語・構文・語法 は、スマホ写真(カード)で憶えてしまう。

これも徹底的な音読(ブラインド・ヴォイス)を繰り返すのだ。

また、長文における語彙チェックと設問毎のリーズニングは欠かさない。

★ 数学・理科の注意点

解法を理解して記憶することが数学・理科の学習で最重要なのだ。

決して問題を解くこと自体は重要ではないので勘違いしてはならない。

どんどんポイントをスマホ写真化(カード化)して音読(ブラインド・ヴォイス)。

特に理系の人は、必要以上に「数学が出来ないとダメだ」と思い込む人が多いが、実は理科での得点の方が重要だ。数学にのめり込まないように!

★ 古文・漢文の注意点

最も音読効果が高い。

しっかりと音読して、本文をまるごと憶えるつもりで徹底的に音読(ブラインド・ヴォイス)しよう。

そして、① 本文中のことばの語彙チェック、② 設問毎にリーズニング を実行する。

★ 現代文の注意点

音読効果はかなり高い。

まずはしっかりと音読する。

次に、

① 本文中のことばの語彙チェック

② 設問毎にリーズニング

③ 本文200字要約 を実行する。

★ 地歴・公民の注意点

音読効果はかなり高い。

まずはしっかりと音読(ブラインド・ヴォイス)する。

特に、年表・地図帳・資料集のフィードバック重要。

★ 小論文の注意点

「。」を打つたびに音読して確認する、という行為を怠らない。

その他、守るべきルールを必ず守る。

この教科は特に、検索による情報収集とその記載が極めて重要。

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スマホ写真(カード化)について… 3大メリット

①サマリー効果 ⇒ 学んだことを狙って写真に撮ることで、ポイントがまとめられる。

②モバイル効果 ⇒ その名の通り、持ち運びができる。つまり、トイレや風呂、電車を待つ時間や休み時間に、簡単に確認できる。

③シャッフル効果 ⇒ 学んだ順に理解して憶えようとするのが人間なので、その順番で出題されれば容易に解答できる。しかし入試では「学んだ順」などお構いなしだ。たとえ理解した順序が変わっても微動だにしない理解と記憶が必要になる。アルバム機能利用で「順序」をシャッフルするのだ(カードもシャッフル)。

時間活用法。

Break Study ⇒ 学校の休憩時間、電車の待ち時間etc スキマ時間に、スマホ(カード)を使って勉強する。

Bath Study ⇒ 風呂の時間に、スマホ(カード)etcを使って勉強する。これが意外と非常に効果的。(私も入浴中に新しいアイディアが出たものである)

③ 30分集中法 ⇒ 30分単位で勉強を区切り、30分経ったら別のことをするのだ。(ポモ・ドーロ効果)

④ 24時間切断法 ⇒ 実は、勉強とは「1日で何を何個やったか?」ではなく、「1日何時間やったか?」で測るべきなのだ。よく「キリの良いところまで勉強する」と言われるが、実は好ましくない。中途半端な方が、次回につながるのだ。これを「ツァイガルニク効果」と言って、きちんと科学的に立証されている。従って、30分単位で切ることを強くオススメする。

⑤ 1週間活用法 ⇒ 1日の勉強をどうするか、それは平日と休日とで変わる。平日なら授業に集中し、休み時間(Break)に、授業内容を簡単に(5分で)セルフレクチャーしておく。休日であれば1日を3時間毎に区切り、その都度、簡単に学習記録をつけて、次の3時間でやることを書き出す。中長期の勉強計画など、ほとんど意味がない。ゆる~く計画するだけで充分だ。実際にその計画通りに勉強して合格する生徒は、ほとんどいない。従って、1週間を1サイクルとし、それ以降の計画は頭の中だけにしておく。日曜日に、その週でやるべきことを大まかに決めておく。

⑥ 睡魔撃退法

歯磨きしてから勉強する

貧乏揺すりしながら勉強する

立って勉強する

歩いて勉強する

走って勉強する

 

テキスト4分割・・・テキストは以下のように分割して、合理的に扱う。特に「捨てる勇気」を持つことが重要だ。

A = 理解重視のメインテキスト

B = 暗記重視のメインテキスト

C = 単なる練習問題 (捨てるテキスト)

D = かつてのA,B教材で、今は調べるだけのテキスト