覚えるコツ

おぼえるためには、何回も繰り返して「書く」?!

よく「書いておぼえる」という人がいらっしゃいます。

恐らく小学生の頃、初めて授業で出てきた漢字をおぼえるための宿題として「10~20回、家で書いてくるように」と先生に言われた経験が有る方々なのでしょうね。

そのような方々は、そうした経験から、中学生・高校生となっても『おぼえるにはとにかく「書く」のだ』という意識が、完全に植え付けられてしまっているのでしょう。ですから、そこからの脱却が出来ないでいるのです。

正直申し上げまして、たいへんお気の毒な方々だと思います。なぜならば、「書いておぼえる」というのは、非常に効率の悪いおぼえ方だからです。

「声」を出すことが、最適の暗記法である。

おぼえるためには何と言っても「声」です。

それが人間にとって、もっとも本能的な行動だからです。人間の一生の中で最も必死に学習する「赤ちゃん」は、決して書いておぼえたりしませんよ。

このように申し上げても、多くの方々は次のようにおっしゃいます。

「ものを暗記するための方法なんて、人それぞれなんだから、自分の好きなやり方でおぼえれば、それで良いのではないのか?」

「自分なりの勉強法」って?!

はい、そうでしょう。たしかに「自分なりの勉強法」で勉強すること、これはとても大事です。しかし誰もが皆「自分なりの勉強法」を自信を持って確立させているのでしょうか?もしそうならば、生徒達はあんなに悩んだりしません。

「自分なりの勉強法」で勉強すること、これは多くの学習指導者が口にする言葉です。しかしこれほど「無責任」な言葉は無いと思います。

指導者である以上、きちんと指導者としての「方法論」を持ち、その方法論に従った指導をすべきだと、私は思います。自分の教えている生徒が、勉強に関することで悩んでいる際に、明確で具体的な方法を提示せず、「自分のやりたいようにやれば良いのだよ」などというのは、本当に言語道断なのです。

ゲシュタルト崩壊 ❢❢

さて今回のテーマですが、私がなぜ「 『書いておぼえる』に、効果なし 」とまで申し上げるのか、その理由が、実はこちらです。

【ゲシュタルト崩壊】======以下一部引用=====

文字や図形などをちらっと見たとき、それが何の文字であるか、何の図形であるか一瞬で判断できるのに、これを持続的に注視し続けることで全体的な形態の印象、認知が低下してしまう知覚現象のことを、ゲシュタルト崩壊という。これは認知心理学の分野の用語である。この現象は最初、失認症の症例として報告されたが、のちに健常な人間にも同様な現象が起こることが確認された。

文字の認知力の低下は段階的に、はじめは「あれ、この字ってこんな形だったっけ?」と思い始め、やがて正確な字がわからなくなり、さらには線や点などの部分部分しか認識できなくなり、文字としての理解ができなくなる。ゲシュタルト崩壊を起こしやすい文字は、傷・借・多・野・今・粉・若・を・丈・ル、などらしい。これらの文字を注視したり、何度も書き続けたりすることでこの現象が起こる。

この現象は文字や幾何学形態において起こることがよく知られているが、聴覚や皮膚感覚においても発生しうる。

日本では、フジテレビで放送されていた雑学番組「トリビアの泉」で紹介されたことでこの単語の知名度が上がった。

=============一部引用終わり

そう、このゲシュタルト崩壊なのですね・・・。

何度も何度も繰り返し書いておぼえようとしても、いつの間にか「ゲシュタルト崩壊」を引き起こしている可能性が高いのです。よって何度も繰り返して「書く」ことは、非常に大きな徒労に終わってしまうのです。

くれぐれもそんな「無駄」なことはしないで頂きたいと、切に願っています。

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