大学受験小論文=簡単書き方のコツを大公開❢(12) 【答案例の分析②】

分析②

分析②

 

さぁ、分析を続けましょう

「しかしグローバルな時代である現代において、そうした事情は対外的には好印象をもたらさない。このような日本の医療現場に対するイメージは好ましくないものであり、それは公益を損なうだろう。」

第5段階です。

告知に関する「マニュアル」がないので、日本の医療現場は遅れているなぁ、という印象を外国に与えてしまうのです。

これでは、対外イメージが悪化して、「日本の医療は遅れている」というイメージを持たれるのです。

すると、日本の医療現場の利益にはならない、つまり公益を損なうと考えていいわけです。

これが問題提起になります。

「そこで私には提案したいことがある。まず医師同士が連携することだ。そうした問題における総合的コミュニティを、内外に設けるのだ。つまり経験豊富な医師の助言、精神科や心療内科の医師の意見、専門カウンセラーのアドバイス等々を参考にできるようにするのだ。」

第6・7段階になります。

解決策ですが、かなり具体的ですから第6段階と第7段階がくっついた形です。

要するにこれはチーム医療を考えています。

21世紀のキーワードの一つとして「チーム医療」がありますから、そこを踏まえた形ですね。

「また患者側のケアも必要である。つまり告知された近親者が相談できる窓口を医師は紹介するのである。そうすれば、同様の悩みを持った人々、かつて近親者を不治の病で亡くした人々と交流できる。すると、自分の近親者である患者にどのように接することが最善か、落ち着いて考えることができる。もちろん、その窓口は、先ほどのコミュニティと同じもので良い。」

これも第7段階です。

本来、「ベクトル1本の法則」に従えば、このように解決策を2つも書くことはルール違反なのです。

ただ、指定字数が1,000字であるから、例外的に認めましょう。

「こうした状況を、大手企業と病院が提携し、企業側の出費で整備すると良いだろう。企業としても社会貢献の一環ともなり、それによって多くの人に知ってもらうことができるだろう。」

第8段階です。

大手企業と提携、という表現は私がよく使う手です。

企業にとっても好ましいことがある、というアプローチになっています。

こうすることによってかなり評価の高い答案になるのです。

見て頂くと分かるように、第5段階以降、つまり未来の内容が半分かそれ以上になっています。

小論文とは、未来のことをたくさん書く、ということが重要です。

過去のことや現在のことを一所懸命書いても、あまり面白くない。

未来のことを具体的に書く、これが最大のポイントなのです。

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